『森林と樹木のサイエンスシリーズ』第4期受講生募集開始

オンライン講座「森林と樹木のサイエンスシリーズ」第4期(全6回)(有料・要申込)の募集を開始します。

樹木に関する専門家の方々と共に、身近な話題から専門的な情報まで、皆様に幅広くお伝えします。どなたでもご参加いただけますので、この機会にご一緒に学んでみませんか。受講後には、普段の暮らしの中で、自然を眺める時に、また新しい視点をお持ちいただけるようになるのでは、と思っています。

第1〜6回までの全講座(有料)を受講された方で、ご希望の方には、修了証を進呈いたします。

プレ講座(7/27・無料)では、シリーズ全体のガイダンスと塾長による講義を行いますので、受講検討のご参考にどうぞ。みなさまのご参加をお待ちしています。

プレ講座

プレ講座は終了しました。全6回からなる本講座についてはこちらをご覧ください。

プレ講座では、講座全体のガイダンスを行いますので、受講検討のご参考になさってください。みなさまのご参加をお待ちしています。


択伐林の林相

講座 プレ講座
ガイダンス・講義「今須林業と択伐林」
日時 2023年7月27日(木) 19:00~20:30頃(開場 18:50〜)
対象 どなたでも。初参加の方もお気軽にどうぞ。専門的な内容を学ぶことが出来ますので、樹木医・造園・土木・自然のしくみに関心のある方にもおすすめです。
受講料 無料
申込み 終了しました
参加方法 Zoomアプリを使用して、パソコン、タブレット、スマートフォンで受講します。初めて参加される方は、Zoomの使用方法、講座の流れ等を「オンライン講座の参加方法」に記載していますので、ご確認をお願いします。
重要・ご確認ください
申込みメールの送信直後に自動返信メールで、参加に必要な「ミーティングID」「パスコード」をお伝えします。自動返信メールが届かない場合は、お手数ながら、必ず事務局までメール(office @ yamahito-juku.com)でお問合せください。メールの設定によっては、迷惑メールフォルダーにふりわけられている場合もありますので、お問合せの前に、ご確認をお願いします。


森林と樹木のサイエンスシリーズ 第4期

森林と樹木のサイエンスシリーズ(全6回・有料) 第4期生募集
講座 第1回 2023年8月3日(木) 19:00〜20:30頃(開場18:50〜)
スギに広葉樹を混ぜると生態系機能が驚くほど蘇る!
講師:清和研二氏(東北大学名誉教授)
第2回 2023年9月14日(木) 19:00~20:30頃(開場18:50~)
智頭町でのスギ大径木の葉枯らし
講師:桐林真人氏(鳥取県林業試験場 木材利用研究室 上席研究員)
第3回 2023年10月19日(木) 19:00~20:30頃(開場18:50~)
樹齢約700年の大杉移植
講師:森陽一氏(福岡県樹木医会・樹木医)
第4回 2023年11月16日(木) 19:00~20:30頃(開場18:50~)
変動環境下における森林樹木の共生関係:カラマツを例に
講師:小池孝良氏(北海道大学農学研究院 研究員)
第5回 2024年1月18日(木) 19:00~20:30頃(開場18:50~)
スギの生き様、屋久島 VS 佐渡島
講師:崎尾均⽒(Botanical Academy代表、新潟大学名誉教授)
第6回 2023年2月15日(木) 19:00~20:30頃(開場18:50~)
森林に何が起きているのか
講師:吉川賢氏(岡山大学名誉教授)
定員 40名程度
対象 どなたでも。初参加の方もお気軽にどうぞ。専門的な内容を学ぶことが出来ますので、樹木医・造園・土木・自然のしくみに関心のある方にもおすすめです。
申込み 全6講座一括申込み:専用フォームからお申込みください。–>受付終了しました
一部の講座のみの受講を希望される方は、それぞれの講座の開講日3日前までに、専用フォームからお申込みください。
受講料 1家庭につき 5000円(全6回分)
*学生割引:大学生の方は3000円(同)
お支払い方法
ゆうちょ銀行振込
●口座番号等の詳細情報は、お申し込み後に自動返信メール(a)でお知らせいたします。

8月1日(火)までに振込をお願いします。
●お申込み者名での振込みをお願いします。
●振込手数料はお申込者様にてご負担をお願いいたします。
●振込後には、申込後に送信される自動返信メール(a)に返信するかたちでお振込完了をお知らせください。

●全講座ではなく、一部の講座のみの受講を希望される方は、開講日3日前までに、申込フォームから希望する講座を選択いただき、送信してください。受講料は1講座ごとに1000円です。大学生の方は、4講座以上は学割で3000円です。振込は講座前日までにお願いします。
●受講者の都合による不参加の場合、返金は出来かねますのでご了承ください。
キャンセルについて 全6回をお申込みの方は、講座第1回目前日(8月2日)までのご連絡でキャンセルを承ります。講座第1回目当日(8月3日)以降のキャンセルは承ることができません。
また、一部の講座のみをお申込みの方は、講座当日のキャンセルは承ることができません。日程をご確認の上、ご検討ください。
返金にかかる振込手数料は、お申込者樣のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
参加方法 Zoom(ズーム)アプリを使用して、パソコン、タブレット、スマートフォンで受講します。初めて参加される方は、Zoomの使用方法、講座の流れ等を「オンライン講座の参加方法」に記載していますので、ご確認をお願いします。
重要・ご確認ください
申込みメールの送信直後に自動返信メールで、参加に必要な「ミーティングID」「パスコード」と「受講料の支払い方法」をお伝えします。自動返信メールが届かない場合は、お手数ながら、必ず事務局までメール(office @ yamahito-juku.com)でお問合せください。メールの設定によっては、迷惑メールフォルダーにふりわけられている場合もありますので、お問合せの前に、ご確認をお願いします。
修了証 全6回に出席された方には、年度末までに「修了証」をメール、または郵送でお届けします。
備考 ●講義資料は、事前・当日・講座終了後のいずれかで配布する場合もあります。ご都合により欠席の場合、動画・音声の提供、また返金は出来ませんので、お申込みの際は、日程を十分にご確認いただき、ご検討の程お願いします。資料の提供は出来る場合もありますので、必要な方はご連絡ください。
●オンライン講座ですので、Wi-Fi環境での受講をお勧めします。通信料が発生した場合は、受講者様のご負担となりますのでご注意ください。
●やむを得ない状況で開催日・講師・内容が変更になる場合は、事前にご連絡致します。ご了承のほど、お願いします。

講座の内容

第1回「スギに広葉樹を混ぜると生態系機能が驚くほど蘇る!」

講師:清和研二氏(東北大学名誉教授)より
「本来の種多様性を取り戻すと森はどんな機能を発揮しだすか? スギ人工林を強度間伐し、本来の天然林型(混交林)に戻す実験を行った。その結果、混交林化は、1. 水質を浄化する. 2. 生産力が向上し、持続する. 3.洪水・渇水を防ぐ、といった生態系サービスの驚くべき向上を見せた。混交林化で、日本の山間地住民も、下流の住民も安心して暮らせるようになるだろう。」


強度間伐区の様子

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第2回「智頭町でのスギ大径木の葉枯らし」

講師:桐林真人氏(鳥取県林業試験場 木材利用研究室 上席研究員)より
「木材に含まれる水分は、燃焼時の発熱効率や、木材製品の寸法安定性等に影響します。このため木材を利活用する際には、木材中の水分を減らす必要があります。この講座では、木材利用における乾燥の意味をご説明するとともに、伝統技法「葉枯らし」による乾燥の効果や、立木の「伐り時期」について解説します。」


智頭町でのスギ大径木の葉枯らし

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第3回「樹齢約700年の大杉移植」

講師:森陽一氏(福岡県樹木医会・樹木医)より
二千二年の「移植にかかわる調査から2016年の移植完了までの時系列による説明。調査~移植準備(根回し)~移植、2016年~2023年までの養生管理について。」


五ケ山ダム工事に伴う 樹齢700年の夫婦杉(3本立ち)の移植、佐賀県天然記念物「小川内の杉」斜路移動、平成28年4月9日、移動総重量530t、垂直距離40m、水平距離220m

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第4回「変動環境下における森林樹木の共生関係:カラマツを例に」

講師:小池孝良氏(北海道大学農学研究院 研究員)より
「コンテナ苗による造林には、初期成長を促すため金肥を与えることが多い。リン鉱石が枯渇する中で、外生菌根菌の働きに注目した。寄主(宿主)と外生菌根菌の関係は無機環境変化(CO2、オゾン、窒素沈着)によって大きく変化する。カラマツに注目して議論する。」


金肥に替わる外生菌根菌の働きに注目:左・同位体炭素の吸収から分配へ、右・カラマツのコンテナ苗

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第5回「スギの生き様、屋久島 VS 佐渡島」

講師:崎尾均⽒(Botanical Academy代表、新潟大学名誉教授)より
「屋久島と佐渡島に分布する天然スギについて、その分布する環境の違いや生活史や更新パターンについて比較するとともに、歴史的な扱いについても解説する。」


佐渡島の天然スギ ー連結杉ー

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第6回「森林に何が起きているのか」

講師:吉川賢氏(岡山大学名誉教授)より
「気候変動、特に温暖化が森林の構造や分布にさまざまな影響を与えている。同時に、樹木・森林はその生理生態的特性によって気候変動に適応しようとしている。それらの現状を概観した上で、温室効果ガス削減策としての林業の役割を解説する。」


違法な放火によって焼失したタイガ林(モンゴル国立大学演習林、2009年)

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